自衛隊沖縄地方協力本部、陸曹長わいせつ事件が報じられたその夜、今度は発煙筒のようなものが投げ入れられる - 身内に甘い警務隊の捜査と、自衛官の性犯罪事件はスルーして伝える佐藤正久議員の投稿が沖縄ヘイトのレスで満載の件
またですか、
先日お伝えしたばかりの
沖縄地本自衛官による性犯罪。
自衛隊の活動を支援する民間団体の女性が那覇駐屯地を訪れた。そして貧血で気を失った際、自衛隊沖縄地方協力本部所属の陸曹長が、那覇駐屯地の医務室で体を触ったり下半身を携帯で撮影したり・・・。
ospreyfuanclub.hatenadiary.com
守ってくれると信じ、自衛隊の支援活動をしてきた女性の心中とは、いかばかりのものであったろう。
しかし、この事件を担当したのは、自衛隊部内の犯罪捜査と犯罪防止など治安維持を担う陸上自衛隊警務隊であり、警察ではない。
もし完全に内部の性犯罪であれば、外部には公表されず、(多くの自衛隊内の事件と同様に)、うちうちで「処理」され、我々が知ることもなかったに違いないが、
被害にあった女性が民間の女性だったからだろうか、20日に警務隊が準強制わいせつ容疑で摘発。
事件は、一か月たった今月の21日、やっとメディアでひっそりと地味に報じられた。
陸曹長の名前も年齢も伏せられていた。
そして、
ちょうど
その夜のことである。
22日、
午前三時三十分ごろ。
こんどは発煙筒らしきものが投げ入れられた。
本部敷地内に設置されていた監視カメラは、周到にペンキで塗られて録画できない状態にあった。
22日午前3時30分ごろ、那覇市前島の自衛隊沖縄地方協力本部で「ガラス窓が割られる音がして(室内から)出火した」と職員から110番通報があった。関係者によると、発煙筒のようなものが投げ込まれたとみられるという。火はすぐに消し止められ、けが人はなかった。沖縄県警那覇署は現住建造物等放火容疑で捜査を進めている。
同署によると、ガラス窓が割れた室内には、ベッドなどが置かれており、一部が燃えたという。一方、地方協力本部敷地内にある監視カメラにはスプレーのようなものが噴きかけられ、録画できない状態になっていた。同署が出火との関連を調べている。
自衛隊内部の性犯罪と違って、
そしてすぐに報道される。
で、
沖縄自衛官の性犯罪はいつも見事にスルーしている元陸上自衛官の佐藤正久衆議院議員が、
今回も自衛隊沖縄地方協力本部の性犯罪はスルーして、あたかも被害者然としたツイートをする。
自衛隊に放火か 沖縄で窓ガラス割られ出火 付近の防犯カメラは赤く塗られる #SmartNews
— 佐藤まさひさ(正久) (@SatoMasahisa) December 22, 2018
これは絶対ダメ。この施設は自衛官募集等を行う施設。その防犯カメラに赤いスプレーまで吹きかける周到さ。 https://t.co/frFZa1fP93
それを皮切りに、佐藤議員のツイートにぶら下がる、明らかにネトウヨな「沖縄だ、テロリストだ」の大合唱。
進藤龍馬 on Twitter: "手口が普通にテロリストですね…
まるさん🐯⚾️🏐🎸🎹🍺🥃🐈 on Twitter: "これテロですよね?… "
ふろーりんぐもっぷ on Twitter: "沖縄怖い… "
アトリエだいこんや12/23おでライ on Twitter: "警視庁機動隊を送り込んででも解決するべきだと思う。… "
おりくん@ももクリ2DAYS,ももいろ歌合戦参戦 on Twitter: "もはや沖縄県にまともな自治は期待できない。
りんメイ(ねこZi) on Twitter: "だから辺野古反対派全員捕まえろよ
音なし住人 on Twitter: "これはテロですね。犯人は射殺処分ですね。
いったい
こんな知性と道徳心が欠落した暴力的なヘイト・フォロワーばかりを醸造して、物悲しくはないのだろうか、この自民党の国会議員は。
中には、まったく警察組織のことが理解できていないデマツイートも。
takechan-man-7 on Twitter: "沖縄県警の親分は、例のデニーズですから、
佐藤正久議員のフォロワーが、350件もこうした偏見とヘイトと暴力に満ちたリツイをぶらさげ、4,841件の「リツイート」と、6,499件の「いいね」で、
あたかも基地反対派がやったような拡散をしているが、
佐藤議員は、どういう意図でこうしたネトウヨフォロワーたちを醸造し育成しているのだろうか。
この事件をちょっと確認すればわかるはずだ。
➊ 敷地内のどこにいくつ監視カメラが設置されているのか、この地方協力本部に出入りしている人物でない限りは、わかるわけもない。
➋ 敷地内の地上から三メートルはありそうな監視カメラに、正確に近距離からどっぷりと赤い塗料のようなものが塗られ、機能していない状態だった。
該当する監視カメラはおそらくはこれだろうか。立体駐車場の前にある一台のカメラ。
細い塀の上、おそらくは三メートルぐらいは高い位置にある。
かなり近距離で正確にべったりと赤い塗料が塗られている。
➌ 自衛官の募集や広報などを扱う自衛隊沖縄地方協力本部は、沖縄の米軍基地建設反対とまったく関係しない。
それにもかかわらず、佐藤議員は、自分の投稿が「撃ち殺せよ」などの沖縄ヘイトと暴力で溢れていても、
そんなことはむろん、
この国会議員はなんの責任も感じたりはしないのだろう。
そもそも、自衛隊警務隊は、自分に不利な内輪の犯罪の場合に、ちゃんと情報をだすことはしない。
今回の民間の女性が被害者となったわいせつ事件ですら、自衛官の名前も年齢も伏せた。
完全に内輪の犯罪であれば、警務隊はなんの不利な情報も出さないだろう。
こんな隠蔽体質ででちゃんとまともな捜査ができるのか。再発防止や、犯罪対策ができるのか。
ともかく、
沖縄地方協力本部にかかわる事件が連続しておこった。
21日、
警務隊陸曹長わいせつ事件の報道、
その夜の発煙筒らしきものの投げ込み。
どちらも重大事件だが、
自衛隊支援女性へのわいせつ事件が語られないまま、翌日の「放火事件」ばかりが偏重して報じられることに違和感を禁じ得ない。
両方の事件、
速やかに捜査し
自衛隊警務隊は
自衛隊内部の犯罪情報を隠蔽することなく情報公開すべきである !